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キュットブル【尿トレ動画】
まず、動画をみていただきたい。
操作方法はとても簡単だ。
まず、長押しすると電源がはいり、「間欠モード」がスタートする。
もう一回スイッチをいれると、次は「連続モード」となる。
この切り替えの方法が分かりにいという声もよく耳にしたが慣れれば問題ない。
動画では、「間欠モード」でやっている。
方法は簡単で、クッションの上に座り、骨盤底筋群に力をいれるだけだ(実際はめちゃくちゃ難しい)。
ここでは、2つのことに注意してほしい。
一つは座る「姿勢」、もう一つは「呼吸」だ。
以前の記事に書いたが、座る姿勢は、背筋を伸ばして座る(骨盤を中間位)。
あまり、反り腰にならないように注意しよう。
力のいれ方が分からない方も多いはずだ。この部分に時間をかけなければならない。収縮確認を自分でできない方は、骨盤底筋を鍛えることはなかなか難しい。最初は腹筋や太腿のあたりに力が入ってしまうが、あまりよい方法ではないので、徐々に余分な力が抜けるように調整していこう。
間欠モードと連続モードとは?
大きく2つのモードがある。
一つは振動がずっと続く「連続モード」と、もう一つは「間欠モード」といって、10秒間の振動と30秒間の休憩を5分間繰り返す。
どちらを選べばいいのか分からない場合は、まずは「連続モード」で、骨盤底筋群をほぐし、血流アップを目指す意識でおこなってみるとよい。
骨盤底筋の動かし方が自分で分かってこれば、「間欠モード」の振動に合わせて運動を実施しよう。
キュットブルの効果【口コミ】
Amazonや楽天などで口コミを調べてみたが、効果が絶大という口コミは残念ながら見られなかった。
多くの口コミが、「まだ届いたばかりだから分からない、これからの効果に期待したい」という内容だった。
一部の口コミを抜粋してみよう。
少し効果
今は地道に毎日2回しています。少しずつ効果が出始めています。
引用:https://review.rakuten.co.jp/item/1/304343_10000781/d5uz-i0i1w-or4_3_1362675590/?l2-id=review_PC_il_body_05
早々の配送ありがとうございました。
早々の配送ありがとうございました。使用してみましたが、まだ使い方がちゃんと出来ないのか、効果があるのかわかりません。毎日使用して慣れていけたら、効果が出るようになって欲しいです。
引用:https://shopping.yahoo.co.jp/review/item/list?store_id=proidea&page_key=0070-2659
持ち運びができて便利
子供を出産して内臓下垂がもどらず、少しでも改善されればと思い、購入しました。はっきりした効果はまだ分かりませんが、一度真剣にやったら、お尻が軽い筋肉痛になりました。出産後なかなか自分の時間は取れないので、持ち運びができて、授乳や赤ちゃんをあやしながらできるのが非常にいいです!
引用:https://review.rakuten.co.jp/item/1/304343_10000781/d5uz-i0nyh-7iu_3_217651670/?l2-id=review_PC_il_body_05
振動刺激の効果
そもそも振動刺激による効果とはどんなものなのか?
振動刺激は片麻痺や脊髄損傷後の麻痺の治療などでは最近よく使用されている(論文1、2)。
はっきりとメカニズムは分かっていないのだが、⑴筋緊張の抑制と⑵収縮促進の2つの異なる作用がある。
振動刺激によって筋紡錘を興奮させ、筋収縮が生じる緊張性振動反射(VTR)と呼ばれるものをキュットブルは実現しているのか、それとも脊髄運動細胞の興奮抑制を実現しているのかは不明だが、これまでに紹介した「もれトレ」や「ひめトレ」と同様に、骨盤底筋群を刺激して血流を改善させ、収縮しやすくするといった形だなと個人的には思う。
もれトレとひめトレの記事はこちらから
こんな方には使用注意
・知覚異常の方
上記のような方は、一度医師に相談した上で使用してくれ!
勝手に使用しないほうがいいぞ。
どんな尿もれに効果的なのか?
勘違いしてほしくないが、すべての尿もれに効果があるわけではない。
4種類の尿失禁タイプのうち、切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁に対しては、骨盤底筋体操の効果が確認されているが、溢流(いつりゅう)性尿失禁、機能性尿失禁に対しては、報告が少なく、効果は保証されていない。
まずは、泌尿器科を受診し、尿失禁のタイプを診断してもらうことから始めてみよう。
全国の泌尿器科はこちらでチェックだ。
自分でも簡単に尿失禁タイプを評価する方法
泌尿器科への受診をすすめるが、どうしても恥ずかしくて嫌だという方は、p46の排尿チェック表でも13個の質問に答えることで、どの対応の尿失禁かを評価することが可能だ。
この評価で、尿失禁が疑われるようなら、必ず一度受診すべきである。
引用:https://www.med.nagoya-u.ac.jp/haisetsu/haisetsu-care.pdf
まとめ
骨盤底筋群を振動刺激によってほぐす、もしくは筋の収縮を促通させる尿トレエクササイズの「キュットブル」を紹介したぞ。
操作はとても簡単で、電源を押して座るだけだ。
注意してほしいのは、「姿勢」と「呼吸」だ。
よい姿勢(骨盤をおこす)をして座り、10秒間の振動中に息を吐きながら、骨盤底筋に力をいれてみよう。
最初は、10秒間力をいれるのは難しいので、3秒くらいからはじめてみよう。
骨盤底筋群の触診が分からない場合は、こちらの記事をみながら、会陰体もしくは尾骨を触って確認しよう。