オムツマンだが本当はおむつを履きたくないオムツマンだ。
尿モレに効果的な骨盤底筋トレーニングもだいぶ慣れてきたか?この記事でしっかりおさらいしていこう。
今日は、誰でもできる座り方によって、骨盤底筋を鍛える方法をお伝えしよう。
Contents
姿勢で骨盤底筋の筋活動は変わる
結論:骨盤を中間位にして座る(背筋を伸ばす)と骨盤底筋群の筋活動が高まるぞ(写真2,3)。
【論文紹介】座位姿勢による骨盤底筋への影響
Sitting posture affects pelvic floor muscle activity in parous women: an observational study.
対象:8人の健常者
方法:異なった3つの姿勢(A:背もたれにもたれた姿勢、B:もたれず背すじを伸ばした姿勢、C :もたれずより高く背すじを伸ばした姿勢)で、骨盤底筋、内腹斜筋、外腹斜筋の筋活動を調べた。結果:骨盤底筋の筋活動は、A:背もたれにもたれた姿勢とB,Cとの間に有意差を示し、腹斜筋は特に姿勢間で有意差を認めなかった。結論:骨盤底筋の筋活動は、もたれない2つの姿勢(B,C)はもたれた姿勢(A)より大きい。
そのほかの研究でも、骨盤前傾位(能動的)、骨盤後傾位(能動的)、骨盤中間位(能動的・受動的)の異なった姿勢で同じような検討をしたら、骨盤中間位のとき、骨盤底筋群の機能がより良好だったようだ。
骨盤前傾位でもあまり活動しないのは意外かもしれない。
よい姿勢=骨盤前傾位と勘違いしている方もいるので、中間位で保持することを教えてあげよう。
能動的ではなく受動的に骨盤を中間位にしても効果はあるそうなので、以前紹介した「もれトレ」なども良いと思う。
姿勢を正したら、呼吸法も一緒におさらいしておこう。
息を吐くときに、骨盤底筋と横隔膜は上方向にあがるので、吸うときではなく吐くときに、お尻を締めると骨盤底筋群は鍛えられるぞ。
タオルをして姿勢を良くしよう
タオルを使用して良い姿勢を意識してもらうことも大事だ。
Youtubeにアップしてあるが、丸めたタオルを縦に置いて、坐骨を意識して座るといいぞ。
横に置いて坐骨で踏む感じでもいい。
これは、ひめトレの記事を書いたので見てみてくれ。
美しい姿勢を目指そう
猫背が気になる。
お腹がポッコリでてきた。
そんな方は、まずは姿勢を意識してみてくれ。
ここで注意してほしいのが反り腰にならないことだ。
よい姿勢を保つためには、インナーユニットと呼ばれる横隔膜、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋を含む腹腔壁を構成する筋群も関わっていく。
特に腹横筋はウエストを細くすると言われ、ダイエットでもお馴染みだ。
こちらの記事を見てみよう。
まとめ
骨盤底筋群と姿勢は密接に関係するぞ。
研究でも、骨盤を中間位に保持することで、骨盤底筋群が働きやすくなることが言われている。
良い姿勢=反り腰ではないことは覚えておこう。
さらには、呼吸法や腹横筋の収縮を合わせて覚えておこう。
ひめトレやもれトレも活用して尿モレを改善しよう。