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本日の内容
尿失禁(尿漏れ)の問題について解説していくぞ。最低限、覚えてほしい尿漏れの4つの種類を覚えてしまおう!
高齢者の2人1人は尿失禁(尿漏れ)をしている
では、さっそく質問だ。60歳以上の◯人に1人が尿失禁(尿漏れい)していると思いますか?
答えは、2人に1人だ。めちゃくちゃ多いことが分かるだろ。
でも、多くの高齢者は、「私だけ、、、」って思うから、なかなか人に相談できない。
ぜひ、相談に乗ってあげてほしい。
男性の尿失禁グッズはバカ売れしている
これは、何だか分かるかな?
尿漏れの男性の強い味方である、尿とりパッドだ。
実際に使用してみた記事はこちらからチェックしてくれよな。
尿失禁の種類
尿漏れ(尿失禁)の原因として以下の4つの種類に分類される。
切迫性尿失禁
腹圧性尿失禁
溢流(いつりゅう)性尿失禁
機能性尿失禁
切迫性尿失禁とは
尿意切迫感(強い尿意が突然訪れる)を感じ、我慢できずに漏れてしまう症状です(過活動膀胱に含まれる)。脳血管障害や前立腺肥大症が原因の場合があります。
切迫性尿失禁は、尿を溜めているときに、膀胱が勝手に収縮してしまう過活動膀胱のひとつです。多くは原因不明ですが、病気により大脳が作用している排尿作用がうまく動かないことでも起こります。
脳梗塞、パーキンソン病、脊髄損傷、膀胱炎、前立腺肥大症などで見られます。
腹圧性尿失禁とは
腹圧性尿失禁(尿漏れ)は、この骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることによって、尿道をうまく締められなくなり、尿漏れを起こす病気です。
骨盤底筋群という尿道括約筋を含んだ筋肉が緩むために起こります。尿道が短い女性に大変多い失禁です。
咳やくしゃみ、重いものを持った時、笑ったとき、階段昇降、運動したときなどに見られます。
溢流(いつりゅう)性尿失禁とは
溢流性尿失禁は、排尿に問題があり尿が出ない状態(尿閉)になり、膀胱がどんどん尿で充満され、ある限界を超えると尿道から尿が漏れ出てしまう症状です。
自分で尿を出したいのに出せない、でも尿が少しずつ漏れ出てしまうのが溢流性尿失禁です。この溢流性尿失禁では、尿が出にくくなる排尿障害が必ず前提にあります。前立腺肥大症などの男性に多いです。
前立腺肥大症、糖尿病、前立腺癌、直腸癌や子宮癌のオペ後などに見られます。
機能性尿失禁とは
機能性尿失禁は、認知症の精神症状や片麻痺などの運動障害がある場合、トイレまでいけないために、漏れてしまう症状です。
排尿機能は正常だが、認知症や片麻痺などの身体障害のために、トイレで排尿できない状態。
認知症や重度の身体機能障害の方に見られます。
まとめ
尿失禁(尿漏れ)の4つの種類である切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁、溢流(いつりゅう)性尿失禁、機能性尿失禁について解説した。
どの種類なのかで、対策が変わっていくるため、問診や排尿日誌などで適切に評価を行っていかなければならない。
高齢者の2人に1人は尿漏れをしているって本当なの?