どうも!
オムツを真面目に考える男、「オムツマン」です。
今日は、介護現場でよく聞かれる、「男性の尿漏れ」の対策として、男性の尿とりパッドの正しい当て方を学ぼう。
Contents
男性の尿とりパッドの当て方・巻き方の手順【ロート巻き】
一番大切なことを伝えておこう!
基本的に尿とりパッドを巻くことはやめよう!
何故かって?男性諸君なら分かるはずだが、巻かれて気持ちいいはずがない。
何故、男のシンボルを尿とりパッドで巻かれなくてはいけないのだろうか?
不快だからいじりたくなる→漏れる→巻く+横当てされる=最悪なサイクルだ。100床の老健・特養で巻くのは5例以下にはしておきたい。
確かに巻かないと漏れるケースはあるが、ほとんどの場合は女性と同じ一枚当てで対応が可能だ。
ただし、女性と同じ一枚当てする場合も、陰茎をしっかり包み込むようにしてあて、極力、皮膚とパッドの間に隙間がないようにしてくれ
どうしても巻く場合の対処法を教えるが、何回も言うように、第一選択はロート巻きではないぞ。
男性の陰茎に尿とりパッドを巻くか巻かないかは、あくまで目安だがその方の「人差し指の長さ」より陰茎が長いか短いかで判断するとよい。
ロート巻きは、陰茎が人差し指より長く、尿量が少ない場合が適応だ。
陰茎の向きは人それぞれ
男性の陰茎の向きに関しては、奥深い。
ただ、まっすぐの位置にある方は、おそらく少ないだろう。
右か左に寄っている。
男性はおむつの中に手をいれて、陰茎をいじることが多いと言われている。
その理由としては、陰茎の向きが気になるからだ。
まっすぐに固定するのも良くないのだ。
男性の尿とりパッドの当て方の手順
1:尿とりパッドを横に広げる。
2:ギャザーを外に折り返してセットする。
3:中心よりお尻側の広いところに、シンボルを寄せてセット。
4:広い側から上に折りあげる。
5:2〜3㎝の尿止まりを作って、反対側を折りあげる。
6:ロート巻きの完成。
1:尿とりパッドを横に広げる。
まず、横に尿とりパッドを広げよう。
2:ギャザーを外に折り返してセットする。
ここが忘れがちだが、ギャザーを外に折り返そう。防水シートが肌に当たらないようするためと、各メーカーが一番吸収する位置(ライン)があるのでその位置に尿動口がくるようにに調整するためだ。
3:中心よりお尻側の広いところに、シンボルを寄せてセット。
面積が広い面に、陰茎を少しだけ寄せるとよい。パッドによっては、一番吸収する位置があるのでその位置に尿動口を合わせよう。
4:広い側から上に折りあげる。
5:2〜3㎝の尿止まりを作って、反対側を折りあげる。
尿止まりを作るのもポイントのひとつ。ではないと、漏れてしまうので忘れないようにしよう。
6:ロート巻きの完成。
この巻き方は、吸収量の多いパッドでも、吸収量の少ないパッドと比較して包んでいる部分のサイズは変わらない。排尿量が多いからといって吸収率の多いパッドを選ぶ必要はない。
こちらの動画でより現場をイメージしてみよう!
呼び方も工夫しよう
「チン巻き」と呼ぶ施設が多いが、やや下品だ。
「男巻き」、「ロート巻き」、「紳士巻き」、「貝巻き」など呼び方を変えよう。
リハビリパンツには不適応?
重みでリハビリパンツが落ちることがあるので、不適切な場合がある。
その場合は、一枚当てのほうがいい。
リハビリパンツのサイズはとても大事で、気持ちひとつ小さいサイズを選ぶように心がけよう。
リハビリパンツのおすすめはこちら
リハビリパンツの正しい履き方はこちら
アウターとインナーのミスマッチで尿漏れをおこすことも多くあるため、排泄用品の種類と特徴は勉強しておこう。
まとめ
「男性の尿漏れ」の対策として、男性の尿とりパッドの正しい当て方・巻き方を解説した。
男性の尿とりパッドの巻き方はいくつもあるが、ロート巻きはスタンダードな当て方だ。
尿量が少なく、陰茎が人差し指より長い方が適応になる。
ただ、忘れないで欲しい。
私は、当て方が上手くなってほしいわけではない。
おむつ、尿とりパッドを外してほしいのだ。
特に、男性=ロート巻きという考え方は非常に危険だ。
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