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おむつゼロを批判するつもりはないが不可能な理由
【勘違いおむつゼロ】
ネーミングが悪いよ。
おむつゼロの定義は、昼間はおむつを着けず排便はトイレで行う。必要であれば尿とりパッドを使ってもかまわない。
また、夜間はおむつを使用する。完全におむつを外すことではないのだ。
だったらできる人はいるかもね。
— オムツマン@介護界の救世主 (@motudoteni7) 2019年4月3日
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【だって人間だもの】
下剤の中止、
栄養量と食物繊維、
水分1,500cc以上、
歩行の4つの柱がおむつはずしの成功の鍵らしい。言うのは簡単。
そんなに簡単にいくわけないだろ。だって、人間だもの。
— オムツマン@介護界の救世主 (@motudoteni7) 2019年4月3日
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「日中おむつゼロ」の排泄ケア: 100の特養で成功!/寝たきりの利用者が起き上がる、立ち上がる (もっと介護...
おむつが必要な場合
⑥ トイレが遠い場合
おむつがなぜ必要なのか考える必要がある。
もちろんオムツの利点もあるが私たちは、おむつゼロは難しくても、可能な限りオムツ外しを検討していかなければならない。
特に⑤、⑥に関しては解決できる可能性もある。
我々は、オムツ利用者の個々の排泄パターンを熟知したうえで、個人に合った排泄方法を一緒に見つけてあげなければならない。
病院入院患者の3人に1人はオムツを使用している。

おむつは必要ないが使用している人が意外と多い

おむつ使用の理由としては、寝たきり62%、認知症13%が多い。
それ以外の理由としては、尿失禁予防10.5%、トイレ排尿可能だが尿失禁のため14%の方がおむつ使用という結果であった。
「病院のときにおむつを履いていたから、とりあえずおむつ履かせておけばいいよね」というケースも多いと感じる。
おむつを履くきっかけは、圧倒的に病院に入院した時が多いので、病院関係者は、「この方、どうしておむつを履いているんだろう?」と疑問をもつことが大切だ。
このことが、おむつゼロ、おむつ外しの第一歩かもしれない。
おむつ使用者の3割は外せる可能性がある
泌尿器科医の先生が訪問・聞き取り調査を行った結果、約30%のおむつ使用者は、おむつを外せる可能性があると報告されている。
この結果を医療・介護職の方はどう思うだろうか?
認知症患者はトイレで排泄をすることで、ADLが向上すると報告されている(鳥羽研二,2002)。
おむつで排泄をするということは、これまで当たり前のように便器で排泄にしてきた人にはショックな出来事で尊厳を崩壊してしまう危険性がある。
明日から、おむつを履いている方が、どうしておむつが必要か、ぜひ考えてみてほしい。