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骨盤底筋を鍛えるまえに知っておくべきイラスト解剖学【最も重要】
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どうも!

オムツを真面目に考える男、「オムツマン」です。

オムツマン
さあ、今日は高齢者に骨盤底筋トレーニングの指導に行ってくるよ!

質問者
ちょっとあんた、どんな指導をしてくるつもり?

オムツマン
お尻締めてー、力抜いてーってやるだけじゃん。楽勝だよ。

質問者
アホ!トレー二ングの前に、やることあるだろ。骨盤底筋群の位置や目的の理解がまず先だわ。カス!!

オムツマン
・・・。

Contents

骨盤底の解剖を学ぼう

骨盤底筋 解剖 

引用:https://1post.jp/1414

まずは骨盤底筋群とは何かだが、骨盤底部(恥骨と尾骨の間)にあり、ハンモック状に骨盤内臓器を支え、尿・便失禁に関わっている筋肉の総称である。

骨盤の底についていて、膀胱、子宮、直腸などを支えている。尿道、肛門も締める役割を果たし、筋力が低下すると、失禁が起こりやすくなる。

写真のように、「恥骨」と「尾骨」を結んでいる。

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恥骨と尾骨を触ってみよう

骨盤底筋の位置 確認 方法 恥骨 尾骨

まず、お臍を触ってみよう。お臍から下にたどっていくと、固いものに触れる。これが「恥骨」である。この裏側に膀胱もあるので、「恥骨」の位置は覚えておくと良い。

尾骨 骨盤底筋 触診

次に、「尾骨」だ。尾骨はお尻の割れ目にあり、出っ張っているので分かりやすい。指のはらの部分で触ろう。

骨盤底筋群の位置を確認しよう

骨盤庭筋 位置 触診 イメージ

先ほど触った恥骨と尾骨をハンモックのように繋いでいる部分が「骨盤底筋群」である。すぐに訓練にはいるのではなく、まずどの位置に骨盤底筋群があるのかを理解することで、訓練効果も必ずあがるはずだ。

骨盤底筋 サドル

それでも分かりにくかったら、自転車のサドルに座ってもらい、当たっている部分が、「骨盤底筋」であることを教えてあげよう。

骨盤底筋の触診はこちらで確認しよう。

ひめトレ オムツマン 骨盤底筋

「ひめトレ」も殿部周辺の感覚が低下しているかたや、「骨盤底筋」が分かりにくいかたには、おすすめである。

「解剖学」表層の筋肉(骨盤底筋群)

骨盤底筋 解剖 表層

引用:https://1post.jp/1414

さて、解剖学に戻ろう。

まずは、表層の筋肉からだ。

写真にはないが、「内閉鎖筋」が骨盤底筋群に繋がっている。「球海綿体筋」は性機能にも関わっており、勃起や膣を締める働きがある。「外肛門括約筋」は、オナラを我慢したり、硬いうんちを切るときに必要だ。「坐骨海綿体筋」、陰茎もしくは陰核の海綿体を圧迫して勃起を助ける。

球海綿体筋

起始:
【男性】会陰の中心腱と尿道海綿体下側の正中縫線
【女性】2つの筋が会陰の中心腱より起こる

停止:
【男性】前筋線維をもって陰茎背部へ付く
【女性】前庭球や陰核海綿体に停止

坐骨海綿体筋

起始:坐骨下枝
停止:【男性】陰茎海綿体、【女性】陰核背面の隔膜

外肛門括約筋

起始・停止:環状の閉鎖筋として肛門管を取り巻き、会陰腱中心から肛門尾骨靭帯まで伸びる

「解剖学」中間層の筋肉(骨盤底筋群)

骨盤底筋 解剖 中間層

引用:https://1post.jp/1414

次に、中間層の筋肉だ(結合組織とも言われる)。

「浅会陰横筋」「深会陰横筋」がある。浅会陰横筋の位置としては、会陰体の位置で、文字通り横走している。深会陰横筋は、骨盤隔膜前部浅層に位置する。

浅会陰横筋

起始:坐骨枝または坐骨結節
停止:外肛門括約筋と球海綿体筋の間の縫線、球海綿体筋の正中線上の中隔などにつく

深会陰横筋

起始:坐骨枝および恥骨下枝の結合部
停止:会陰部で対向する反対側の坐骨枝

「解剖学」深間層の筋肉(骨盤底筋群)

骨盤底筋 解剖 深層

引用:https://1post.jp/1414

最後に深層筋だ。

尿・排便をコントロールするのが「恥骨直腸筋」だ。恥骨尾骨筋、腸骨尾骨筋を合わせて「肛門挙筋」と呼ぶ。

恥骨直腸筋

起始:恥骨結合の両側の恥骨上枝
停止:肛門直腸結合をぐるりと取り巻き、外肛門括約筋の深部と絡みあっている。

恥骨尾骨筋

起始:恥骨(恥骨直腸筋の起始の外側)
停止:尾骨、肛門尾骨靭帯

腸骨尾骨筋

起始:内閉鎖筋筋膜(および肛門挙筋)の腱様弓
停止:尾骨、腸骨尾骨筋縫線

まとめ

骨盤底筋 解剖 触診 位置 オムツマン

今回は、骨盤底筋を鍛える前に、必要な解剖学の知識を学んだぞ。

患者・利用者にここまで細かく説明する必要性はないが、指導する側としては、知っておいたほうがいい知識である。

実際の指導では、恥骨と尾骨を自分で触ってもらい、ハンモックのように骨盤底筋があることを教えてあげよう。

それでもダメなら、「サドル」や「ひめトレ」を使ってみよう。

骨盤底筋トレーニングの保存版はこちらから

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